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癒しとシュールな非日常『二週間の休暇』感想レビュー【本棚に置いておきたい一冊】

「鳥たちが人間と肩を並べて暮らす街があったら…」そんな夢のような世界を描いた漫画『二週間の休暇』。鳥好きの方にはもちろん、癒しを求めるすべての人におすすめしたい作品です。


人間大のインコや文鳥が織りなすシュールでのほほんとした日常に、心を掴まれるはず。ハードカバーの特別感もあり、鳥好きや動物好き、癒しを求めている人へのプレゼントにもぴったりな一冊です。

フジモト マサル『二週間の休暇』あらすじ

疲れたな、と感じたら、不思議な世界の住人が、
あなたをきっと、迎えに来る。

きちんとした生活を好む女性、日菜子の日常を描いた、穏やかで不思議な物語。
一見、普通に見える暮らしも、実は鳥しかいない、謎めいた世界が広がっていた……。
やさしい鳥たちとの出会い、思う存分のんびりとできる暮らし。毎日、穏やかな生活を送っているが、彼女はなぜ、この世界に足を踏み入れてしまったのか!?
このまま一生、この世界で暮らすのか、それとも……!?

忙しい日々を送っている人なら、きっと日菜子に共感できる。疲れた心に、穏やかな空気がそっとしみるストーリー。

正直、あらすじを読むだけではここまで面白い本とは思いませんでした。ただなんとなく興味があり購入した本ですが、一生本棚に置いておこうと思う1冊になりました。

ちなみにこの本はハードカバーですが漫画です。

鳥が暮らす街でひとときの休暇を/『二週間の休暇』感想

鳥って良いですよね。愛嬌たっぷりの仕草や、時に見せる小さなユーモアは、ついつい目を奪われてしまいます。

私は幼いころからインコを飼っており、人生の半分以上を鳥たちと過ごしてきました。もはや他種族とは思えないほど親近感を覚える存在です。

鳥たちは感情がとても豊かで、嬉しいときには目をキラキラ輝かせながら全身で喜びを表現しますし、寂しいときには本当に心を病んでしまうこともあります。純粋さでは、人間より上かもしれません。

そんな彼らが、「隣人」として共に暮らす街があったら…。考えただけで夢のような話ですよね。そんな妄想を現実にしてくれるのが、この漫画『二週間の休暇』です。

鳥たちが隣人になった世界

主人公の人間がある日迷い込んだのは「鳥たちが暮らす街」。そこにいるのは、人間大のインコや文鳥といった鳥たち。彼らは普通に人間と会話をし、同じ街でのんびりと暮らしています。

この街での生活は、非日常そのもの。鳥たちと肩を並べ、会話を交わして暮していく。そんな、彼らのシュールでのほほんとした日常を覗くうちに、少しずつ心が解きほぐされていく感覚になっていきます。

漫画の中で描かれる世界は、どこかユーモラス。だけど心にほっと温かい灯をともすような優しい空気感。

鳥好きにとっては「こんな街で暮らしてみたい!」と思わずにはいられません!

ハードカバーという特別感

この作品のもう一つの魅力は装丁です。漫画でありながらハードカバーという、ちょっと特別感のあるつくり。これがまた作品の世界観にぴったりです。

鳥好きの友人へのプレゼントにしても喜ばれること間違いなし。鳥好きじゃなくても、このシュールな癒しの世界に心を奪われる人は続出しそう。

「二週間だけ、鳥たちと暮らしてみる」。そんな小さな冒険を、ぜひ手に取って楽しんでみてください!

この記事で紹介した本

『二週間の休暇』フジモトマサル
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