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『このミステリーがすごい! 2026年版』国内・海外ベスト10&受賞作も紹介

『このミステリーがすごい! 2026年版』国内・海外ベスト10は?話題の作品を紹介

やっぱりミステリー作品選びの参考となるのは、『このミステリーがすごい!』通称「このミス」ですね。宝島社が毎年発行しているミステリー小説のランキング本で、「このミス」作品は間違いない!という声があちこちで聞こえます。

ということで『このミステリーがすごい! 2026年版』から、ベスト10を紹介。さらに、『このミステリーがすごい!』受賞作も紹介します。

『このミステリーがすごい! 2026年版』から、ベスト10を紹介

2026年度版は、2025年12月5日に発売されています。興味がある人はぜひ、単行本を読んでみてください。

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『このミステリーがすごい! 2026年版』

編集: 『このミステリーがすごい!』編集部
出版社: 宝島社
発売日: 2025年12月5日
ページ数: 207ページ
種類: 単行本
定価: 900円(税込)

37年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。 表紙を飾るのはゲーム『都市伝説解体センター』の描き下ろしイラスト! 巻頭では、開発チームの墓場文庫からハフハフ・おでーん氏、モチキン氏、集英社ゲームズから林真理氏を招き、ゲームを愛するミステリー作家・今村昌弘氏、円居挽氏と、『都市伝説解体センター』について語り合っていただきました。 伊吹亜門×古泉迦十×坂上泉×白川尚史による、気鋭の作家大集合!歴史・時代ミステリー座談会も必読! 更に、ミステリー作家44名に投票いただいた 没後60周年企画 この江戸川乱歩がすごい! ベスト10も発表! どの作品がランクインしたか、ぜひご確認ください。 各業界人も注目する2025年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト20、超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、例年の人気コンテンツも充実の一冊です。

『このミステリーがすごい! 2026年版』国内ベスト10

順位 書籍 簡単なあらすじ
1位 『失われた貌』 櫻田智也
山奥で顔を潰された死体が発見された。事件報道後、生活安全課に一人の小学生男子が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。
2位 『夜と霧の誘拐』 笠井潔
矢吹駆シリーズ最新作。1978年パリ。少女誘拐と学院長殺害が同夜に発生。「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。
3位 『禁忌の子』 山口未桜
救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。
4位 『百年の時効』 伏尾美紀
昭和49年の一家惨殺事件。警察は決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が変死体で発見される。現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託される。
5位 『まぐさ桶の犬』 若竹七海
タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。魁皇学園の元理事長でミステリのエッセイスト乾巌、通称カンゲン先生に、<秘密厳守>で「稲本和子」という女性の行方を捜してほしいと頼まれる。高級別荘地の<介護と学園地区構想>など、さまざまな思惑が絡み合い、やがて誰もが予想のしない結末へ。
6位 『ブレイクショットの軌跡』 逢坂冬馬
自動車期間工の本田昴は、同僚がSUVブレイクショットのボルトをひとつ車体の内部に落とすのを目撃する。――移り変わっていくブレイクショットの所有者を通して、現代日本社会の諸相と複雑なドラマが展開されていく。
7位 『神の光』 北山猛邦
消失トリック短編集。砂漠、戦時下など多彩な舞台で、物や街が消える謎を描く
8位 『エレガンス』 石川智健
空襲が激化する1945年1月、女性四名の連続首吊り自殺が報じられた。捜査が進む中で、四人の女性にはある共通点が判明する。激しさを増す空襲の中で必死の捜査が続き――。統制下という世界で、美しくありたいと願う、気高い女性たちの物語。
9位 『目には目を』 新川帆立
罪を犯して少年院で出会った六人。彼らは更生して社会に戻り、二度と会うことはないはずだった。だが、少年Bが密告をしたことで、娘を殺された遺族が少年Aの居場所を見つけ、殺害に至る――。誰が被害者で、誰が密告者なのか?
10位 『抹殺ゴスゴッズ』 飛鳥部勝則
自分が空想で創ったはずの神に出逢った高校生の詩郎。地元の名士が殺害され、脅迫していたという謎の怪人・蠱毒王……? 二つの迷宮的な事件が複雑怪奇に絡み合い、恐ろしいカタストロフィが待ち受ける。

国内編の1位は櫻田智也の『失われた貌』。初の長編ミステリながら年末のミステリランキング三冠を達成しました。顔を潰された身元不明の遺体から始まる物語は、思いもよらぬ方向へ。警察小説と本格ミステリが見事に融合しています。

順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位
表紙『失われた貌』
櫻田智也
『夜と霧の誘拐』
笠井潔
『禁忌の子』
山口未桜
『百年の時効』
伏尾美紀
『まぐさ桶の犬』
若竹七海
『ブレイクショットの軌跡』
逢坂冬馬
『神の光』
北山猛邦
『エレガンス』
石川智健
『目には目を』
新川帆立
『抹殺ゴスゴッズ』
飛鳥部勝則
詳細出版社:新潮社
発売日:2025年8月20日
ページ数:304ページ
定価:1,980円
出版社:講談社
発売日:2025年4月16日
ページ数:672ページ
定価:3,100円
出版社:東京創元社
発売日:2024年10月10日
ページ数:318ページ
定価:1,870円
出版社:幻冬舎
発売日:2025年8月20日
ページ数:548ページ
定価:2,310円
出版社:文藝春秋
発売日:2025年3月5日
ページ数:464ページ
定価:1,100円
出版社:早川書房
発売日:2025年3月12日
ページ数:584ページ
定価:2,310円
出版社:東京創元社
発売日:2025年9月27日
ページ数:282ページ
定価:1,980円
出版社:河出書房新社
発売日:2025年7月28日
ページ数:360ページ
定価:2,178円
出版社:KADOKAWA
発売日:2025年1月31日
ページ数:312ページ
定価:1,870円
出版社:早川書房
発売日:2025年8月20日
ページ数:656ページ
定価:3,630円
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※記載しているのは紙の金額・発売日です。

『このミステリーがすごい! 2026年版』海外ベスト10

順位 書籍 簡単なあらすじ
1位 『私立探偵マニー・ムーン』 リチャード・デミング
義足の私立探偵マニー・ムーンの名推理全7篇を収録した連作中篇集。
2位 『マーブル館殺人事件』 アンソニー・ホロヴィッツ
編集者スーザンが故作家の最後の原稿を読むと、そこに隠された告発が?この作品のように、現実世界でも不審な死が存在したのか?『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に続くシリーズ第3弾!
3位 『ハウスメイド』 フリーダ・マクファデン
前科持ちのミリーが手に入れた、裕福な家庭でのハウスメイドの仕事。だが、この家は何かがおかしい。恐怖と衝撃のエンタメ小説。
4位 『罪の水際』 ウィリアム・ショー
心的外傷後ストレス障害で休職中の女性刑事アレックスがランチタイムに遭遇したのは、花嫁ふたりの同性婚パーティ。そこに中年女性が乱入し、片方の花嫁に向かって「人殺し!」と叫ぶ。これは複雑に入り組んだ悲劇のたんなる発端に過ぎなかった……。
5位 『夜明けまでに誰かが』 ホリー・ジャクソン
高校生のレッドは、キャンピングカーで友人3人、お目付け役の大学生2人と春休みの旅行に出かけていた。だが人里離れた場所で車がパンク。何者かに狙撃される。狙撃者は、6人のうちのひとりが秘密をかかえている、命が惜しければそれを明かせと要求してきた。
6位 『デスチェアの殺人』 M・W・クレイヴン
カルト教団の指導者が木に縛られ石打ちで殺された。聖書の刑罰を模した奇妙な殺害方法に困惑するポー。さらに遺体には、分析官ブラッドショーにも分からない暗号が刻まれていた。シリーズ第6弾
7位 『イーストレップス連続殺人』 フランシス・ビーディング
本格ミステリー黄金期の知られざる傑作を本邦初訳!海沿いの保養地で老婦人が殺害される。続けて第二、第三の殺人が同様の手口で繰り返され、街は謎の殺人鬼「イーストレップスの悪魔」の影におびえることに。地元警察はついに有力な容疑者を確保するに至るのだが……。
8位 『アルパートンの天使たち』 ジャニス・ハレット
ロンドン北西部の廃倉庫で、自分たちは人間の姿をした天使だと信じるカルト教団《アルパートンの天使》信者数人の凄惨な遺体が見つかった。巧妙に隠蔽されてきた不都合な真相を、犯罪ノンフィクション作家の「取材記録」があぶり出す。
9位 『世界の終わりの最後の殺人』 スチュアート・タートン
突如発生した霧により、世界は滅亡した。最後に残ったのは「世界の終わりの島」。そこには住民と、彼らを率いる科学者がバリアの中で暮らしていた。だがある日、科学者のひとりが殺害される。霧が島に到達するまで46時間。バリア再起動の条件は殺人者を見つけること――。
10位 『ヴァイパーズ・ドリーム』 ジェイク・ラマー
1961年、ニューヨーク。ジャズ全盛のハーレムで最も怖れられる麻薬密売人クライドはその日、自身が犯した殺人を後悔していた。英国推理作家協会 2024年度最優秀歴史ミステリー賞(ヒストリカル・ダガー)受賞作。

海外編の1位はリチャード・デミングの『私立探偵マニー・ムーン』。戦後アメリカを舞台にした義足の探偵による連作ハードボイルドです。全7篇から成る本作は、緻密な謎解きと活劇が融合した傑作として評価されています。

順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位
表紙『私立探偵マニー・ムーン』
リチャード・デミング
『マーブル館殺人事件』
アンソニー・ホロヴィッツ
『ハウスメイド』
フリーダ・マクファデン
『罪の水際』
ウィリアム・ショー
『夜明けまでに誰かが』
ホリー・ジャクソン
『デスチェアの殺人』
M・W・クレイヴン
『イーストレップス連続殺人』
フランシス・ビーディング
『アルパートンの天使たち』
ジャニス・ハレット
『世界の終わりの最後の殺人』
スチュアート・タートン
『ヴァイパーズ・ドリーム』
ジェイク・ラマー
出版社:新潮社
発売日:2025年6月25日
ページ数:800ページ
定価:1,320円
出版社:東京創元社
発売日:2025年9月12日
ページ数:上巻424ページ、下巻438ページ(全2巻)
定価:1,210円
出版社:早川書房
発売日:2025年8月20日
ページ数:384ページ
定価:1,408円
出版社:新潮社
発売日:2025年4月23日
ページ数:416ページ
定価:1,210円
出版社:東京創元社
発売日:2025年7月30日
ページ数:557ページ
定価:1,210円
出版社:早川書房
発売日:2025年9月18日
ページ数:上巻400ページ、下巻384ページ(全2巻)
定価:1,100円
出版社:扶桑社
発売日:2025年6月10日
ページ数:477ページ
定価:1,617円
出版社:集英社
発売日:2024年11月20日
ページ数:752ページ
定価:2,090円
出版社:文藝春秋
発売日:2025年3月12日
ページ数:424ページ
定価:3,190円
出版社:扶桑社
発売日:2024年11月5日
ページ数:304ページ
定価:1,320円
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※記載しているのは紙の金額・発売日です。

第24回『このミステリーがすごい!』大賞は?

第24回『このミステリーがすごい!』大賞に選ばれたのは、犬丸幸平(いぬまる・こうへい)氏の『最後の皇帝と謎解きを』です!

『龍犬城(りゅうけんじょう)の絶対者』という名前で受賞していましたが、ミステリーに寄せたタイトルで発刊されましたね。清朝を舞台に、廃帝と日本人青年が謎に遭遇するミステリー。とても面白そうです!

受賞者はパキスタンで絨毯の買い付けなどを行っており、受賞作は『このミス』応募締め切りの2カ月前に書き始めたのだとか。ちなみに、2026年は461作品の応募があり、大賞1作、文庫グランプリ2作が入賞しています。

▼最終選考委員コメントや受賞コメントが公式サイトで公開されています。
第24回『このミス』大賞受賞作品 龍犬城の絶対者

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『最後の皇帝と謎解きを』

著者: 犬丸幸平
出版社: 宝島社
発売日: 2026年1月9日
ページ数: 352
大きさ: 四六判
種類: 単行本

1920年、中華民国。北京在住で水墨画を描いて収入を得る日本人・一条剛は、紫禁城に住む元皇帝に水墨画の先生として雇われる。しかし実際は、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的で雇われたのだった。一条は元皇帝と、側近の翁斎とともに、贋作作りを開始。身勝手な元皇帝に辟易する一条だったが、側近の一人、宝斎が密室で腹の肉を削がれ死亡していた事件を皮切りに、一条は元皇帝とさまざまな謎を解き明かし、ふたりは友情を育むが……。

第24回『このミステリーがすごい!』文庫グランプリは?

文庫グランプリに輝いたのは四島祐之介(ししま・ゆうのすけ)氏の『アナヅラ様の穴場』と、宮島明道(みやじま・あけみち)氏の『馬と亀』でした!

『アナヅラさま』は女探偵が主人公の都市伝説系『馬と亀』は刑事もののようです。

▼最終選考委員コメントなどはこちらから
第24回『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作品 アナヅラ様の穴場
第24回『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作品 馬と亀

『アナヅラさま』は2月4日に発売が決定しています。

参考:
第24回『このミス』大賞発表 最終選考結果
第24回『このミステリーがすごい!』大賞決定! 受賞者は40ヵ国を旅した海外絨毯の買い付け人