画家の作品とともに、その時代に生きる人々の暮らしを紐解く再現レシピ本をご紹介。画家本人のレシピノートを参考にした再現レシピのほか、作ったかもしれない料理や、当時を参考にした食卓レシピなど、本によって多種多様なレシピが紹介されています。
『○○とレシピ』シリーズって?
ゴッホにモネ、フェルメール。それぞれの時代には、どのような物が食べられていたのでしょうか。『○○とレシピ』シリーズは、世界的な画家の生涯や作品、当時の暮らしのほか、「食べたかもしれない料理」「振る舞ったかもしれない料理」など、再現レシピを紹介しています。
レシピと食を通して画家がちょっと身近になる。そんな一冊です。
著者は、多数の展覧会を手掛けるキュレーターでありアートライターである、林綾野さんです。
『ゴッホ 旅とレシピ』
ゴッホといえば「ひまわり」が有名ですが、食べ物にまつわる作品もたくさん描いているんです。
ポスト印象派を代表する、オランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホ。
彼は、約10年間という短い創作期間に約2100点以上の作品を残し、各地を転々とした旅人でもありました。
本書では、そんなゴッホと旅とレシピに焦点を当て、作品や生涯とともに各地の食材や料理のレシピを紹介しています。
『ゴッホ 旅とレシピ』
ゴーギャンが食べたゴッホの手作り料理とは!? ゴッホゆかりの地のレシピ、26点掲載 ●収録作品 ゴッホの椅子、アルルの寝室、夜のカフェテラス など20作品 ●再現レシピ カニのクロケット、タルトタタン、チコリのグラタン など26点
『モネ 庭とレシピ』
印象派を代表するフランスの画家クロード・モネは、自然を愛し、食を愛した人物でもありました。
1883年、ようやく画家として安定してきた43歳の頃。ジヴェルニーという小さな村に移り住み、作品を売った資金をつぎ込んで、有名な「睡蓮」が咲く、モネの庭を作り上げます。
その傍らで、ハーブや野菜を育て、こだわりの農家から食材を取り寄せ、養鶏小屋を建てて毎日生みたての卵を使った料理を楽しんでいました。
『モネ 庭とレシピ』では、モネが残したレシピノートを参考にした、21点の再現レシピが紹介されています。
モネ好きにはたまらない、1冊です。
『モネ 庭とレシピ』
こだわりの巨匠のあまりに完璧な終の棲家! お気に入り料理を再現、レシピ21点掲載 <収録作品> モネ家の庭の小道、ジヴェルニー/梨と葡萄/七面鳥/藤/薔薇/黄色いアイリス/睡蓮/菊 など19作品 <再現レシピ> ネギとジャガイモのスープ/農家風ニンジン/ポークチョップのフォワイヨ風/牛肉の直火焼き/タラのブイヤベース/栗のガトー/グリーンケーキ など21点
『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』
17世紀オランダ。バロック絵画を代表する画家であり、「光の魔術師」とも呼ばれるヨハネス・フェルメール。
現在、作品はわずか36点しか残されていませんが、美しく巧みな描写から、世界的な画家として親しまれています。
本書は、そんなフェルメールの作品と共に、当時の生活と、食、アートが楽しめる1冊。17世紀に出版された食の指南書『賢い料理人』を参考に、当時の食卓を再現したレシピや、オランダで親しまれているレシピが掲載されています。
『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』
画家も手づかみで食べていた!? 「17世紀黄金のオランダ」を訪ねて フェルメール所蔵 全美術館紹介 <17世紀のレシピ5品> サラダ/ホワイトアスパラ/牡蠣のシチュー/ひき肉のローストレモンソース添え/パンプディング <現代オランダのレシピ11品> ヘーリングの燻製プレート/マスタードスープ/エルデンスープ/野菜と肉のジャガイモマッシュ/豚肉のソテー オランダ風/ほうれん草とゆで卵 ジャガイモ添え/チコリのグラタン/ダッチシチュー/セモリナプディングほか
(番外編)『浮世絵に見る 江戸の食卓』
番外編として、これまでと一風変わった『浮世絵に見る 江戸の食卓』も紹介します。こちらも、これまでの書籍と同じ著者が執筆しています。
味しいもの好きの江戸っ子たちが一体どんなものを食べていたのか。
浮世絵を紐解きつつ、レシピも紹介している一冊です。
『浮世絵に見る 江戸の食卓』
第一章 江戸で生まれた味わい すし 鰻 蕎麦 第二章 浮世絵に見る江戸の食卓 天麩羅 初鰹 深川丼 牡丹鍋 豆腐田楽 駒込の茄子 幕の内弁当 蛸の江戸煮 白和え とろろ汁 握り飯 白玉 佃煮 水菓子 第三章 浮世絵師たちの食事情 北斎の香り高い秘薬 広重の玉子とじどんぶり 国芳の猫舌にも美味しい納豆汁
