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『ムーミンママのお料理の本』ムーミン谷では何を食べてた?物語の再現レシピが楽しめる一冊

 1996年発売『ムーミンママのお料理の本

ムーミン谷でどんな料理が食べられているか、気になったことはありませんか?この本には、そんなムーミンたちの世界観が詰まった108種類のレシピが掲載されています。

「朝食」「昼食」「夕食」といった定番から、「夏の夕べに」や「お庭のパーティー」といったテーマ別のカテゴリー分けもされていて、ページをめくるだけでムーミン谷の日常が思い浮かぶようです。

著:サミ マリラ, イラスト:トーベ ヤンソン, 原名:Sami Malila, 原名:Tove Jansson, 翻訳:渡部 翠
¥422 (2025/06/15 06:56時点 | Amazon調べ)

『ムーミンママのお料理の本』感想

ムーミンの世界観に浸れる

掲載レシピは全部で108種類。「朝食」「昼食」「夕食」のほか、「夏の夕べに」「お庭のパーティー」「ピクニック」などでカテゴリー分けされています。

ムーミンママのお料理の本』はただのレシピ本ではありません。ムーミンのちょっとしたエピソードが合間に挟まれていて、読んでいるだけで幸せな気分になれます。

本を閉じたあとも、ムーミンたちがキッチンで料理している姿を想像してしまいます。

作るのはちょっと大変?

海外のレシピ本によくある「家にない材料」が多く、材料をそろえるだけで一苦労。さらに、写真が一切なく、文字だけのレシピなので、イメージをつかみにくいのも難点です。

「この料理、本当に合ってる?」と半信半疑になりながら進めることも……。とはいえ、おかゆ(オートミール粥)のような簡単なレシピもあり、作れそうなものを探す楽しみがあります。

上級者向けだけど楽しい発見も!

全体的には上級者向けな印象ですが、物語の中で「こんな料理が食べられていたんだ!」と発見できるのは、この本ならではの魅力です。

ムーミン谷の住人たちが口にしていたあの料理を、実際に作ってみる喜びは再現レシピならでは。お庭でピクニック気分を味わいながら、この本のレシピに挑戦するのもいいかもしれません。

『ムーミンママのお料理の本』内容

本書には、「スナフキンの荒野の五目スープ」から、「はらぺこムーミンのじゃがいもグラタン」や「遠い岩島の美味つぶつぶオートミール」まで、あらゆるムーミン谷のごちそうを集めています。

サラダ、スープ、朝食、デザート、野外でつくる料理、ピクニック用のお弁当、パンやクッキーやケーキ、保存食、温かい肉・魚・野菜料理と、150種近くもあり、飲み物だって忘れないでのせてあります。“ふだん用”から“ちょっと手のこんだ”レシピまで、いろんな料理が盛りこんでありますから、この本があれば、ほんものそっくりのムーミン谷のパーティー実現も夢ではありません。

そして本書は、トーベ、ヤンソンさんの、すばらしいムーミン童話から引用した文章と絵を、香辛料のようにピリリときかせてあります。

物語に出てきた食べ物の再現レシピです。

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